← きそ講座一覧

🔄7回 逆数とスピード計算

クロック周波数とMIPSでつまずく人はここ

🔓 この講座で解けるようになる問題:CPU性能(クロック・MIPS)・伝送時間の問題

1. 逆数=「1回あたり」への変換

「1秒に5回」働く機械は「1回あたり 1/5秒 = 0.2秒」かかります。 この「1秒に◯回」↔「1回あたり◯秒」の裏返しが逆数の関係。 速さと時間はいつでもこの関係です。回数が増えれば1回あたりは短くなる——分数にすると 1÷回数。

2. クロック周波数

「クロック周波数 2GHz のCPU」= 1秒間に2G回(20億回)カチカチ動く、という意味。 では1回(1クロック)にかかる時間は? 1 ÷ 2G回 = 0.5ナノ秒 G(10⁹)の逆数はナノ(10⁻⁹)。「GHzの逆数はナノ秒」とセットで覚えると桁ミスが減ります。1GHz→1ナノ秒、2GHz→0.5ナノ秒、4GHz→0.25ナノ秒。

3. MIPSと命令実行時間

MIPSは「1秒間に何百万命令を実行できるか」。 20MIPS = 1秒に2000万命令 → 1命令あたり 1÷2000万 = 50ナノ秒 逆に「1命令に平均100ナノ秒かかるCPUは何MIPS?」なら、 1秒 ÷ 100ナノ秒 = 1000万命令/秒 = 10MIPS どちら向きでも「逆数を取るだけ」です。

4. 伝送時間はビット⇔バイトに注意

「100Mビット/秒の回線で 50Mバイトのファイルを送る時間は?」 罠はビットとバイトの違い。1バイト=8ビットなので、 50Mバイト = 400Mビット 時間 = 400Mビット ÷ 100Mビット/秒 = 4秒 回線速度は「ビット/秒」、ファイルサイズは「バイト」で書かれるのがお約束。8倍の変換を忘れると選択肢のワナにはまります(ワナの選択肢が必ず用意されています)。

📌 これだけ覚える

  • 「1秒に◯回」↔「1回あたり1/◯秒」(逆数)
  • GHzの逆数はナノ秒(2GHz→0.5ナノ秒)
  • MIPS=百万命令/秒。命令時間は逆数
  • 伝送計算はバイト→ビットの8倍変換を忘れない
🧮 この単元を演習する

読んだ直後に解くのがいちばん定着します

次へ:第8対数(これだけでOK)